FRYN.

ラジオ、映画、本、音楽、服、食事、外国語学習、など趣味の記録。Twitter : @fryn_you

いいねが100を超えるまで(マッチングアプリ体験 2)

前回は、マッチングアプリで、マッチングするまでに相当削られたっていう話を書いたので、今回は、アプリを再開して、マッチングするために何をしたか、その過程で何を考えたか、を書こうと思う。

 

※ そもそも、「マッチングアプリって何?」って人は、以下のサイトを参考にしてみてください。

 

match-app.jp

 

 

 

マッチングアプリ再開

結局、最初に登録したときは、アプリと関係のないところで彼女が出来て、解約して終わった。もう登録することはない、と思っていたんだけど、そう上手くはいかず、1年経たず、その彼女と別れて、アプリを再開することになった。社会人になって出会いもなく、職場恋愛は避けたかったので、アプリは都合がいいと思った。同時に、合コンにも参加したけど、アプリの方が飲み会一回分の料金でたくさんの人にアプローチできてコスパがいいと思ったので、アプリの方に力点を置いていた(このコスパがいい、というのが後々に疑わしくなってくるんだけど・・・)

 

マッチングするためにやったこと

 しかし、再開するにあたって、前みたいに、いいね送ったけど1件もマッチングしないのは絶対イヤだったので、1~4のような対策を講じた。

 

1.女性がNGとしていることをすべてやめる

 

 まず、ネットを検索して、マッチングアプリの体験ブログや記事などを読んだ。書き手の性別は関係なく読んだけど、女性の記事の方が参考になった。なぜなら、女性が書いた記事には、「こんな男性からいいねがきてげんなりした」とか、「こんな男性のプロフィールが気持ち悪い」とか、「こういうメッセージのやり取りはうざい」とか、「こういう男はヤリモクだから気をつけろ」とか、男性へのダメだしが書かれていたからだ。まずは、その中で、自分に当てはまることを全部やめた。

 

2.写真を改善する

 次に、写真を改善した。多くの人と出会えるマッチングアプリでは、見た目(写真)がすごい重要だ。自分が女性のプロフィールを見てても、ぶっちゃけ、写真で8割スクリーニングしているなと思ったので、ここはとにかく直そうと思った。女性のブログで書かれていたことや、女友達の意見を参考に自分で考えて、次のように改善した。

 

まず、次のNGにあてはまらないようにした。

 

NGとされるもの

①顔が分らない・・・ピンボケ、遠過ぎる、顔写真が載っていない

②逆にアップ過ぎる・・・プロフィールを開いた瞬間にアップの顔が出てくるとキモイ

③体形が分らない・・・体形や服装が分らないと不安

④自分の写真が多すぎる・・・顔写真が多すぎると、ナルシストっぽくてキモイ

 

①~④を避けたうえで、次のような写真を使った。

 

A アップではないが、上半身が映っていて、顔が分る

B 全身が映っている・・・服装がダサくない、体形も普通であることを伝わる

C 友達と映っている・・・飲み会の写真を加工し、社交性があることを伝わる

D 趣味が分る・・スポーツ・旅行など、自分の趣味を伝わる

E 食べ物・・・自分は映ってなくていい。カフェやレストランで食べたおいしい料理。会えば少なくとも、美味しいの食べられそうだと感じる。

F ペット・・・自分は映ってない犬の写真。うちの犬は元モデル犬でかわいかったので。

 

こういう写真をスマホFacebookから探し出して使った。ちなみにA~Cは女性のブログ記事を参考にした。社交性がある人だと安心するとか、趣味が分ると話しやすいとか、書かれていたので、それが伝わる写真を選んだ。D~Fに関しては、女性のプロフィールを見ていて、こういう写真を載せている女性が多かったので、真似した。正直、最初は、なんで見た目に関係ない写真を載せているのか分からなかったけど、多くの女性がやっているってことだし、まあ、やって損はないと思った。その結果、「食の好みが合いそうだと思ったから、いいねました」、とか、「犬の写真がかわいかったから、マッチングしました」とか言ってくれる人が少なくなかったので、やってよかった。

 

 

3.女友達にプロフィールを添削してもらう 

 次に、仲のいい女友達に、プロフィールを見せて添削してもらった。ちなみに、その子自身もアプリで出会った男性と付き合っていて、アプリに関して熟知していたので、これは一番参考になった。しかし、「これはないわ~」とか「マジキモイわ」とか「よくこんな文章書いたね」とか、言われまくったので、かなり恥ずかしく、地獄だったけど、おかげで、プロフィールが大分改善されたと思う。

 

彼女がプロフィール直すときに言っていたことを簡単にまとめると、つまり

 

  • 長くない
  • 職業が分る
  • 趣味が分る
  • 始めた理由が分る
  • 個性はあまり出さない

 

ということになる。プロフィールで自分を詳しく伝えることは出来ないし、相手は忙しいから、簡潔にして、詳しいことは、マッチングした後に、メッセージや直接会って話せばいい。、とにかく、相手が知りたい情報を的確に伝えるのがポイント。

 ちなみに、初回の食事代という項目がある場合、「男が全額出す」が良いということは、僕とその子で見解が一致した。おごる/おごられ問題は色々あるし、気を遣うとか、借りを作りたくないとか、おごられたくない女性もいる。しかし、おごられないことで、足切りされるよりは、おごった方が無難だろう。

 

このように、プロフィールはとにかく、「足切りされない」「減点されない」内容を心がけた。

 

 

4.いいね数を増やす

 

 次に、いいねの数を増やすことにした。マッチングアプリじゃなくても、モテている人は注目されるから、モテやすいし、女性が投稿したブログ記事でも、「いいね数がある程度あった方が安心する」と書いてあったし、自分を振り返っても、いいねをたくさんもらっている女性から、いいねが来たら嬉しいだろうと思ったからだ。 いいねの数を稼ぐために、次のようなことをした

 

① 無料で送れるいいねはすべて使い切る

 「いいね」というのは、基本的に月に30ほど配られて、0になったら、お金で買うものだけど、使っていたアプリでは、一日一回、8人に無料でいいねを送れた。もちろん、アプリ側がランダムに相手を選ぶので、必ず自分の好みの人が出てくるわけではないから、それまでは、1つもいいねを送らない日もあった。しかし、マッチングすれば、自分のいいねが1つ増えるから、たとえ好みじゃなくても、マッチングすればそれだけで、目的は達成される。そこで、毎日8人、相手がどんな人でも、いいねを送ることにした。その結果、少なくない数の人と、マッチングし、いいねの数も増えていった。当然、マッチングした相手と、やりとりしないことも増えた。ここにきて、自分からいいねを送ったのに、メッセージを返さない人が何を考えていたのか、分かった。何人かは恐らく、いいね数を増やすことを目的に、いいねを送っていたんだろう。そう考えると、心苦しかったけど、そういうルールのゲームをしている、少なくとも相手にもいいね数が増えるのだから、悪いことはしていないはず、と思うことにした。

 

②とにかくたくさん足跡をつける

 次に、とにかくできるだけ多くの女性のプロフィールに、「足跡」を残すようにした。足跡とは、自分のプロフィールをどんな人が見たのか分かるシステムのことだ。自分のプロフィールにアクセスするということは、自分に関心があるのかも知れないと判断できるし、そういう人にいいねを送ったほうがマッチングはしやすい場合もある。

しかし、自分の場合、好みかどうかは二の次で、とにかく、多くの人に足跡を残すようにした。そして、特に、いいね数が少ない人(0から9くらいの人)を探して足跡を残した。これは、ある女性のブログに、いいねを稼ぐために、いいね数が少ない冴えない人(もっと露骨な言い方をしていたけど)にできるだけ足跡を残していると書いていたので、それを真似した。

 

 

いいね数100を超える。しかし・・・

1~4のようなことを行った結果、前は1人もマッチングしなかったのに、今回は、いいねの数が100を超えた。

 一定の成果が出たのは嬉しかったけど、またもや、心が削られるような感じがした。プロフィールなどを充実させて、いいねが増えていくのは嬉しかったけど、自分を商品化している感、相変わらず値踏みされている感じ、が嫌だった。

 そして、こちらの方が、もっと嫌だったけど、自分がやられて嫌だったことを、女性に対してしているのがストレスだった。相手を見ずに無料でいいねを送って、マッチングしても好みじゃなければ、やり取りをしないのは、自分もいいねを貰ったのに返信がなくて嫌な気持ちになったことを考えると、胸が痛かったし、いいねをくれそうな人に足跡をつける作業も、「この人のいいね数は一桁だから、いいねくれるかな」とか、「この人は冴えなそうだから、いいねくれるかな」とか、女性を値踏みしている感じがしてすごい嫌だった。自分がやられて、嫌なことを目的達成のためにやるのは、相当、キモイと思った。

 この相手を「人間扱いしていない感」がすごくもやもやした。そりゃ、自分がいいねをたくさんもらって、好みの人とマッチングするためには、必要なことかもしれないけど、なんか嫌だった。

 

「メッセージから会うまで」につづく。